異業種交流会って参加した方がいいの?

こんにちは、じゅんぞうです。

今日もブログを見てくださってありがとうございます。

 

桜が散ってきましたね。

本日、お花見という方も多いのではないでしょうか。

 

こういう気持ちのいい季候で、

夜、お酒を飲みながら話をする。最高ですね。

 

できることなら、会社の同僚とではなく、

将来を預けられるようなパートナーとそれをやってほしいと思います。

 

 

さて、先日、ある方と話しているとき、

こんな質問がありました。

 

「やっぱり、会社の外で出会いを作るときは、

異業種交流会に行ったほうがいいんでしょうか?」

 

その方は、今は会社員ですが、

今後会社を辞めて独立しようと考えており、

独立した場合は今の人脈では足りないと考えていたようでした。

 

そのため、会社員である今から、出会いを広げるため、

異業種交流会に参加しようと考えたのです。

 

異業種交流会って?

 

おそらく、名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

「異業種交流会」。

会社員にはあまり馴染みがないと思いますので、簡単に説明しておきますね。

 

「異業種交流会」というのは、

いろいろな業種で商売をしている方が、

集まって交流を深める場です。

 

主な目的は、「コネ作り」。

集まってくる方は、自営業だったり、会社員だったり、様々です。

 

純粋に仕事のパートナーを探しに来る方もいれば、

集まってきた方相手に商売をするのが目的の方もいらっしゃいます。

例えば保険代理店のセールスや、税理士や司法書士など。

 

以前から異業種交流会はいろいろなとこで行われていました。

 

最もメジャーなのは、商工会議所が企画するものでしょうか。

地域には「商工会議所」という団体があります。

そこで、主に中小企業や個人事業主の経営のサポートをしているのですが、

その一環として、団体に所属している人向けに交流会を企画しているのです。

 

現在では、「企業同士のお見合い」のようなイメージで、

商工会議所に限らず、いろいろな団体や会社が企画しています。

 

平日の夜や休日に行われることが多く、

どんな方でも気軽に参加できるようになってきました。

 

異業種交流会の雰囲気は?

 

主催する団体にもよりますが、

基本的には「ちょっとガツガツしたような感じ」だと

思ってもらえればいいでしょう。

 

主催側の盛り上げ次第にもよりますが、

参加者リストが配られたり、軽く自己紹介の時間があったり、

結婚式の二次会のようなミニゲームがあったりします。

 

メインは、自分たちの気に入った人と

好きなだけ話し込む、ということになりますので、

主催側が大きく介入することはまずありません。

 

ですので、もし気に入った方と出会うことができたら、

名刺を交換してたくさん話すのがよいでしょう。

 

必ずいる、こういうタイプ

 

場合によっては助かるが、多くの場合は迷惑。

それが、とにかく「周りを巻き込むタイプ」の方です。

 

積極的に話しかけてくれ、名刺交換をしてくるのですが、

とにかく自己主張が激しい。

 

「自分はこういうことをやっている」という過度な売り込みから始まり、

「Facebookやってます?LINEやってます?

ホームページあります?」とどんどん突っ込んでくる。

 

こういうタイプは、すぐに見極めが必要です。

 

というのは、

自分がこの人と仮に仕事をやるとなったとき、やりやすいのかどうか。

本当に自分のことをよく思ってくれるのかどうか。

これを考えたうえで「NG」であれば、

交流会でその人に時間を割くメリットは全くないからです。

 

こういうタイプの傾向として、

たくさん話しかける一方で、たくさん切り捨てる。

数打って、自分についてくる人は使ってやろう、というところがあります。

 

例えばあなたがじっくり問題を解決するタイプの仕事のやり方で、

この人のペースとは少し違ったとします。

 

そうすると、あちらは、

「こいつは使えねぇ」「やる気がない」

「商売なめてんのか」という気持ちになり、さっさとあなたを切り捨てます。

 

これだけならまだいいのですが、

周りに悪評をぶちまけていく人がたまにいるのでやっかいです。

 

本人からしてみれば、

「意識高い」「やる気がある」ということでどんどん押してくるのですが、

あなたが無理に合わせる必要は全くないのです。

 

直感的に「合わない」という人が交流会にはたくさんいますので、

もし出席するならあまり相手にしないのが得策でしょう。

 

では、交流会では誰を狙うのか

 

あなたが本当に必要としている人「数人」で結構です。

 

自分に足りない能力を補完してくれる仕事をしている人、

似たような雰囲気の人。

 

そういった方が1人でもいれば、異業種交流会としては成功、といえます。

 

結局、異業種交流会に参加したほうがいいってこと?

 

ここまで説明しておいて、このような話をするのも心苦しいですが、

私じゅんぞうは、異業種交流会はお勧めしません。

 

理由はこの2つ。

 

参加者のレベルが低い。

 

考えてもみてください。

そもそも、異業種交流会に参加する方はどのような方でしょうか。

 

多くのかたが、「コネ作り」に来ています。

 

ということは、

多くの方は、コネがないのです。

 

つまり、商売で言えば、

サポートしている人がいない。という状態。

 

商売がうまくいっており、経験豊富な凄腕の持ち主は、

そもそも異業種交流会に来るはずがありません。

 

あなたのようなレベルの人しかいないのです。

 

それか、あなたを食い物にしようとしている人。

 

保険のセールスマンが、「今度ライフプランを持って行っていいですか?」

と迫ってくる。

 

「会社の手続きは是非うちにお任せください!」

と、恐ろしいほどのテンションで税理士が迫ってくる。

 

そんなところに2時間くらい缶詰ですよ?もはや地獄です。

 

必要な情報は得られない。

 

とにかく「コネ作り」がメインなので、

付き合ってもしょうがないと思ったらもう話さなくてよくなります。

 

コネ目的ではなければ、業界の裏話を聞いたりして

相当勉強になることもあるのですが、

そんな話はコネ作りの場では出ません。

 

大したことを話さずに、

「何かあったらよろしくお願いします!」

「お宅が駄目でも、紹介してくださいね!」

という、営業トークが入り乱れるだけで、

あなた自身は何も成長しません。

 

異業種交流会に出ないとしたら?

 

上記の理由で、私は異業種交流会をお勧めしません。

 

「じゃあどこで出会うのよ…」と思うでしょうが、

そこは本当にいろいろな道があるので、

ご自身で勉強しながら探すのが最もいいと思います。

 

いくつかヒントをあげると、

・いつも申し上げているとおり、お金を払って行くセミナー

・自分が事業を興そうとしている地域のコミュニティイベント

・何かのオフ会

・収入が高めの集まり(ワイン会など)

 

そもそも、商売の出会いを求めている訳ではないところに出向いたほうが、

意外と出会う可能性がある印象です。

しかも、すでに成功している人と。

 

私は、今お付き合いがある人というのは、

自分が受けたセミナーの講師、ネット上の情報交換で気が合った人、

よく行く居酒屋のマスターの人脈、地域のイベントで知り合った自営業者

というところが多いので、

ガツガツ出会いを求めるよりも、

自分のスキルや経験を上げるほうを優先していけば

自然に少しずつ増えていく、という気がします。

 

私は、今、あなたが会社員であるなら、

会社員である=定期収入がある、という強みを活かし、

スキルアップをしながら会社以外の活動を徐々に広げるということを

お勧めしています。

 

無理に(半強制的に)人脈を作る異業種交流会は

先ほど述べた2点の理由を置いておいても、あなたには必要ではないと思いますよ。

 

参考にしてくださいね。