こんにちは、じゅんぞうです。
今日もブログを見てくださってありがとうございます。
「じゅんぞうの会社員超思考法形成塾」は、
豊かな生活を送りたいと思っている会社員が、
一歩前に踏み出すための思考法を身につけるためのブログです。
いい連休でした。
仕事して、家の片づけして、カフェに行って…。
いつもと変わらない日々です。
でも、ゴールデンウィークはとてもいい勉強になります。
各企業が、この連休中に稼ごうと思い、
いろいろなイベントやキャンペーンを打ち出しています。
私の事務所の周辺ではどういう企画があるのか、
片っ端から検索して勉強中。
プロが考えていることですから、
かなり勉強になりますよ。
今日のお話は、「無料」ということについて。
あなたは、まず情報がほしいとき、何をしますか?
おそらく、
・インターネットを検索する。
・人に聞く。
・本を読む。
このどれかが主になるでしょう。
全てを利用すれば、いろいろ確実な情報が得られます。
例えば、「東京駅でおしゃれなディナー」がしたければ、
インターネットで口コミサイトを検索するでしょう。
職場の同僚にも聞くかもしれません。
時間があれば、書店でグルメ雑誌を買うかもしれません。
そのようにしてたくさんの情報を集め、
その情報を総合して考えた結果、一つの店に決定する。
こういう作業をしています。
では、「東京駅でおしゃれなディナー」の情報を得るため、
あなたはいくらかけたでしょうか?
たいていの場合は「無料」でしょう。
口コミサイトだけで終わるならもちろん無料ですし、
人に聞くのも無料。
雑誌を買った場合は有料ですが、
おそらく1件探すだけなら
立ち読みで終わらせるでしょうね(買ってくださいよ!)。
「無料」でもそれなりの情報が得られるというのが
現代においてはとてもいいことですが、
その一方で、
「無料に慣れすぎている」というのも事実なのです。
どういうことかというと、
「これはお金を取る価値がある」ということに対しても
「無料で教えてもらおう」と考えてしまう、ということ。
何でも無料からスタート、ということが、
無料で情報を提供してくれる人を苦しめているのと同時に、
実はあなたの質も下げていることにもつながっています。
無料に関する様々な議論
無料で情報を得る、ということは、
世の中で当たり前のように広がっています。
中には違法なものもあるので注意が必要ですが…。
箇条書きで少し書いてみましょう。
・インターネット業界の無料オファー
・仕事や生活情報に関する無料セミナー
・住宅の無料見学会
・著作権に触れる物の違法アップロード
・基本無料(アプリ内一部課金あり)
・クラウドストレージ無料5GB提供
など。
基本的な部分は無料で使え、
深く突っ込みたくなった場合は有料、というパターンと、
全て無料だが、
広告を見せられたり勧誘を受けたりするパターン、
だいたいがどちらかです。
どちらにしろ、ただちょっと利用してみようかな、
という程度であれば時間もお金もほぼかかりませんので
消費者側にとってみては嬉しいサービスです。
「ちょっとだけなら無料」
言ってしまえばそのような感覚であるのが今の世の中です。
さて、そこで私が何を言いたいかというと…。
「あなたも無料ばかりを追い求めて、
自分の質を下げていませんか?」ということです。
このブログは会社員が豊かに暮らすためのブログですが、
決して「無料でお得生活」を提案したいわけではありません。
「無料」には実は落とし穴がたくさんあります。
それはあなたもよく分かっているでしょう。
「ただより高い物はない」このことわざが物語っています。
ここでは、そのあまたある落とし穴の中から、
あなたがとても陥りやすく、リスクの高い落とし穴を
二つ紹介します。
他人への問い合わせは相当高くつく
例えばあなたが旅行を計画しているとしましょう。
旅先でどこへ行こうか迷っていたら、
ふと、旅先に引っ越した知り合いのことを思い出しました。
そこで、あなたはその人に、
「今度そっちに旅行に行くんだけど、
おすすめの場所や店があったら教えてくれませんか?」
そう頼んだとしましょう。
これ、無料だと思いますか?
答えは「否」です。
頭ではもしかしたら分かっているかもしれませんが、
実際にはほとんどの人が「ありがとう!」で終わらせます。
これはとても危険なことです。
あなたから連絡を受けた人のことを想像してみてください。
おそらく、その人は、
あなたという人物のことを思い出し、
趣味嗜好を想像し、
「旅」であるということから時間や場所の制約も考え、
「旅の特別感」を壊さないような場所や店を提案します。
いくら地元といえども、多少のリサーチはするでしょう。
あなたとのやりとりも含め、かなりの時間を費やします。
さらには、その人の提案した内容は、
その人がその旅先に住んでいるからできたものであり、
提案に至るまでのその人の経験には莫大な時間とお金がかかっています。
そう考えると、
その人の「ここがいいと思うよ!」は何円に値すると思いますか?
程度の差こそあれ、「ありがとう!」で済ますことのできる
額でないことは分かるでしょう。
それ相応のお礼は用意すべきです。
お金の代わりに支払う代償がある
これは、先ほどの話と同様に、
あなたが無料で他人にお願い事をするときに生じる話です。
例えば、先ほどの事例で、
あなたが「ありがとう!」で済ませ、
お金を払ったりお礼の品をあげなかったとしたら。
もちろん、「無料」なので、金品を払わなくてはいけないわけではなく、
「ありがとう!」で済ませれば何も支払う必要はありません。
…名目上は。
実は、支払っているものがあるのです。
あなたが手渡さなくても、支払っているもの。
それは、あなたの「信用」です。
あなたが「ありがとう!」で済ませた場合、
相手はどう感じるでしょうか。
あなたとその相手が親密な仲であった場合、
一度くらいなら何とも思われないかもしれません。
しかし、大して仲がよくない場合や、
親密な仲でも何度も「ありがとう!」で済まされた場合。
相手は、
「私がここまでしているのに、あの人は頼むだけで
何もしてくれない」と思うようになります。
そして、あるとき、
相手はお願いを聞いてくれなくなります。
これが、「信用」がマイナスになった場合です。
もはや、あなたのお願いを聞くことに何もメリットを感じられず、
あなたのために何かをしてあげようと思わなくなった状態。
相手は今後あなたを頼ろうとすることはなく、
むしろ縁を切ることを望むでしょう。
残念ながら、ここまでいってしまうと、
後から関係を修復するのは大変です。
場合によっては、
金品を渡しておいたほうが安かった、と思うでしょう。
まとめ
実は、相手が「無料だよ!」と提案してきた場合は、
相手が何か企んでいるか、
あなたに提供する以外のところでメリットを得ようとしているので
うまくあなたの中で処理できるのであれば受けても構いません。
しかし、あなた発信で「無料だよね?」と提案する場合は
相当のリスクを負うことを覚悟すべきでしょう。
「ただより高い物はない」というより、
「ただでお願いはできない」。
会社員としてお金を稼げる立場にあるのなら、
必ず理解するようにしてくださいね。