金儲けは悪い、汚い、卑しい…。なぜそう思うのか

こんにちは、じゅんぞうです。

今日もブログを見てくださってありがとうございます。

 

やっと風邪が抜けてきました。

どうしても体力を奪われるので、

やれることが少なくなりますね。

やはり健康は重要。

自分は自分で守ってあげないと。

 

 

さて、今日は昨日の続き。

まずは、昨日の話を思い出してください。

 

私は、以前、

「インターネットビジネスなんてみんな詐欺。

パソコン上で商売するやつなんて、みんな人をだましている。

金儲けのことばかり考えてる金の亡者(もうじゃ)だ!

日本人は汗水流して堅実に働いて、

なけなしの金でコツコツやっていくものだ。

必要以上の金をせしめる商売なんて悪人のすることだ!」

と言われた、ということをお話ししました。

 

昨日は、「インターネットビジネスって詐欺なのか?」

という点をピックアップしてお伝えしましたよね。

 

詐欺ではないのですよ、本当に…。

詐欺だったら、大変な人数がすでに逮捕されていますよ。

 

今日は、私が言われたことのうちの、もう一つの部分。

「お金は堅実に働いて稼ぐもので、

 お金を必要以上に稼ぐことは悪」

という点について言及していきたいと思います。

 

お金はどうやって稼ぐのが「正解」?

 

例えば、私があなたに、

「私は年商1億円です!」

と言ったとします。

あなたはどう思いますか?

 

「じゅんぞうさんすごい、自分もそうなりたいなぁ」

と単純に思ってくれるかもしれません。

 

では、これを二つのパターンに分けてみます。

感じ方は変わりますか?

 

ではパターン1。

 

「私は従業員を10人くらい抱えて、

下町で鉄板を加工する会社をやっています。

年商は1億円くらいあります」

 

次にパターン2。

 

「私は自宅やカフェでパソコン1台を使い、アフィリエイトをしています。

従業員?いないです。仕事も1日1時間あれば余裕で終わります。

年商は1億円くらいあります」

 

どうでしょうか。

 

面白いことに、こう分けると考え方が違ってくる方がいらっしゃるのです。

 

まず、私がこの二つを聞いたとき、どう感じるかお伝えしておきましょう。

 

どちらも年商で1億円。お金を稼ぐというのは大変なことだから、

相当どちらも頑張ったんだろうな。

パターン1は日本の製造業を支えてくれている方だ。

パターン2は日本の消費者のニーズを的確に掴むことのできる能力のある方。

これは年商ベースだから、明らかにパターン2の人のほうが

金儲けという面でいえば儲かっているな。

ただ、お金が全てではないし、結局はどちらがやりたいか、だ。

 

 

…何が言いたいかよく分からないですね。

 

そうでしょう、実際私はよく分からないのですから…

というより、どっちも素晴らしいと思うのでどっちでもいいのです。

与えられた情報がそもそも少なすぎるので判断できません。

 

 

え、何言ってるんだじゅんぞうは!!!

と怒らないでくださいね。

 

私がここでお伝えしたかったのは、

この二つのパターンを聞いたとき、

パターン2について異様な怒りや不快感を覚える方が

かなり多くいらっしゃる、という事実なのです。

 

どういう判断基準でそうなるのでしょうか。

以下に書いていきますね。

 

パターン1は、「頑張っている」。

パターン2は、「頑張っていない」。

パターン1は、「従業員を育てる人格者だ」。

パターン2は、「ろくでもない奴だ」。

パターン1は、「これからの日本を担っていってくれる人だ」。

パターン2は、「日本を駄目にする野郎だ」。

 

あなたが現在会社員である年齢であるなら、

あなたがどう思っているかはとりあえず置いておいて、

このように考えてしまう理由は何となく分かっていただけるのではないでしょうか。

 

私がこれまで話してきた方のデータでいうと、

パターン2をこのようにボロクソに言うのは、

どちらかというと日本の高度成長期を支えてくださったくらいのお年の方に多いです。

 

そして、今の30代~40代の中にもある程度いらっしゃいます。

 

面白いことに、今の10代~20代の方は、

逆にパターン2の方に好感を持つ方が多い傾向にあります。

 

現在は多様な働き方があることを認識している世代であり、

会社への帰属意識の薄さや、泥臭い仕事への興味のなさも相まって

こういった結果になるのかもしれませんね。

 

金儲けが汚いことであるという認識は古い?

 

先ほどのパターンで、パターン2を嫌うタイプの方が、

「お金は汚い、金儲けは悪だ、金を追い求める人は卑しい」と思う傾向が強いです。

 

なぜこう思うか、ということにはさまざま理由があると思いますが、

最も大きい理由は、

「自分たちはそうやってきたから」ということだと私は考えます。

 

かつて、戦後の日本はこうして成長してきたようです。

 

みんなで一丸となって働く。

頑張れば必ず社会はよくなるし、経済も上向き、

それで自然と利益も上がる。そして給料ももらえる。

 

つまり、「金儲け」ということを考えなくとも、

頑張っていればお金は自然とついてくる、

それでうまくいってきたのだから、これからもそうしていけばよい。ということですね。

 

それなのに何だ、すぐ金だ金だという奴は。

金のことばかり考えて、人助けだとか日本をよくしようだとか

これっぽっちも考えていない。

よく分からない世界に手を出して、楽して金儲けだ?ふざけるな!

…と、このような想いがあるのでしょう。

 

過去の経験からこれからを生きていくということは、

決して間違いではありません。

 

しかし、現在、それだけは生きていけないのも事実。

誠実に、誠心誠意会社に尽くし、

朝から晩まで働いても、配偶者と子どもを養う収入を得ることは

もはやできないのです。

 

生きていくためには、「金儲け」を優先して考える必要がある、

それはまぎれもない事実。

 

これが、一部の方には「悪」として映ってしまう。

皮肉というか何というか、少し寂しい気がします。

 

「お金が好き!」でも構わない

 

何も、みんなが犯罪をして金を手に入れようとしているわけではありません。

人を騙したいわけではありません。

 

真っ当なことをして、世の中のためになることをして、

それでいて多い収入を生むことができる仕事とは何なのだろう。

 

必死に考えた結果、インターネットビジネスやアフィリエイトなどが生まれた。

そういうことなのではないでしょうか。

 

今までの仕事とは方向性が異なる部分もあるので理解されがたいですが、

汗をかかずとも、がむしゃらに働かなくても稼げる仕事もあるのです。

 

金儲けそのものが悪いわけでも、汚いわけでも、卑しいわけでもない。

人を喜ばせて、その対価をもらっているわけで、

決してあくどい商売ではないのです。

 

私のブログは会社員のために向けて書いていますので、

残念ながら例外なく、「お金がほしい」人しかいないはずです(笑)。

もう少し「金儲け」を真剣に考えてみてもいいのではないでしょうか?