こんにちは、じゅんぞうです。
今日もブログを見てくださってありがとうございます。
昨日はよくお邪魔するカフェがなぜか混んでいました。
いつもは4割程度の席の埋まり方の時間帯ですが、
昨日は満席。
「なぜ満席なんだろう…」と1時間程度かけて考え、
自分なりに分析していました。
こういう、「日常と少し違う」ことに疑問を持つことが
人生においては意外と大事です。
今日のコラムでは理由は述べませんが、
だんだんあなたにも分かってくると思いますよ。
さて、本日は「失敗」について。
今のあなたには嫌な響きかもしれません。
失敗をしてしまうと、いろいろマイナスのことが起こるので
できる限りしたくないと思ってしまいます。
しかし、
「失敗は成功の母」
「失敗を恐れるな」
「失敗から人間は学ぶ」
と世間で言われるように、
やはり失敗をしないとなかなか成長ができないのも確かです。
現在成功している人に話を伺うと、
ほぼ100%の確率で過去に失敗をしています。しかも数え切れないくらい。
無一文になった、借金を抱えたなんていうのは当たり前。
お客さんに怒られた、大切な人と絶縁した、離婚した、
先輩に迷惑かけた、調子に乗りすぎていたなど。
失敗といってもいろいろな事例がありますが、
もはや失敗が当たり前のようです。
私はまだまだ成功者にはほど遠いですが、
それでも失敗ばかりしています。
失敗が99あって、成功が1という割合でしょうか。
いや、成功は1もないかもしれません。
そんな状況ですので、成功をしたほうがむしろ落ち着きません。
ここまで成功が少ないと考えるのは、
そもそも行動と思考が、以前の私とは別物になっているからだと思います。
以前の私は、失敗するのが本当に怖かったです。
「これをしたら命が危ない」レベルでなくても、
「これを失敗したら苦労が水の泡だ」
「失敗したら恥ずかしい」
「前に失敗したから、今回は失敗するわけにはいかない」
こういった思考が常にあり、とにかく失敗を恐れていました。
その結果、失敗したらひどく落ち込み、立ち直れなくなる。
それも分かっているので、そもそも失敗しそうなものは
ほとんどチャレンジしませんでした。
ですから、失敗はあまり多いと感じなかったのだと思います。
そして、成功については、
昔の私なら、「何とかなった」ということを成功ととらえていました。
今の私は、「何とかなった」は成功だと思いません。
「たまたま」です。
あなたも少し考えていただきたいのですが、
「成功」したものを思い浮かべて、「これはたまたま結果がよかっただけでは」
と疑ってみてほしいのです。
すると、ほぼ全てのものが「成功というよりたまたまだな…」と思えてこないでしょうか。
今の私が「成功」だと思えるのは、
「自分が結果を明確に思い描いて、その結果を実現できるだけの努力をしたら、
そのとおりの結果が出た」という場合のみです。
例えば、「とりあえずやってみる」でいい結果が出たことや、
そもそも結果が想定できていなかった場合や、
不十分な準備でそれなりの結果が出てしまった場合は
成功だと思えません。
ですから、「成功」の定義自体が昔と異なっているということが
成功が1%もないと思っている理由の一つでもあります。
これは私の例でしたが、成功している方数人にこの話をしたら
似たようなことを感じておられたので、
私の思考もあながち間違っていないのでしょう(少し嬉しい)。
とにかく、成功者の方は、
失敗を失敗と感じないほど失敗を重ねており、
それでも臆することなく失敗を続けています。
「トライアンドエラー」を繰り返し、そこから人にはまねできない成功を
導き出しているようです。
例えばユニクロの柳井社長。
長者番付で日本1位にもなった方ですが、
これほどの方でさえ「成功が1割、失敗が9割」とおっしゃいます。
これよりあなたが成功の割合が大きければ、
「間違いなく」チャレンジ不足です。
これだけ重要な「失敗」ですが、
いざ会社員の世界となると、「失敗」は許されません。
会社員であるあなたには、思い当たる節があるかと思います。
非常に残念なことです。
小さな失敗はある程度許される可能性はありますが、あまり歓迎されることではないでしょう。
少なくとも、あなたが失敗して「おめでとう!」なんて言われたりしないですよね。
その理由は明確です。
あなたの失敗が、会社の損失に直結するからです。
会社は、言ってしまえば利益を出せばいいと思っているので、
失敗したら損失を生むようなことは歓迎しません。
「失敗から学べばいい」「あなたの成長につながるから」と、
従業員のことを愛している会社なら言ってくれるかもしれませんが、
残念ながらそういった会社はまれです。あまり期待しないほうがよいと思います。
あなたが仮にしょっちゅう失敗する人間だとしたら、
会社はあなたより失敗しない人に仕事を任せます。それだけです。
本当は失敗することが大切で、失敗が会社の利益に将来つながるかもしれませんが、
あなた個人は会社の従業員のうちの一人にすぎず、
代替要員は他でいくらでも調達できます。
ですから、本当に実を結ぶか分からない失敗に、
時間とお金を投資したりしません。
新商品の開発など、一つのプロジェクトとしては失敗は当たり前ですが、
他の人より多くエラーをはき出す人は必要とされません。
人並みもしくは最小限のエラーで、プロジェクトをできる限り早く成立させる人が
必要とされるのです。
結果、あなたは失敗しないようにびくびくしながら仕事をするしかなくなります。
こう考えていくと、失敗のできない会社員は、
自分を成長させる機会が少なく、とてももったいない時間を過ごしていることが分かります。
自営業やフリーランスとして、自己責任で失敗を繰り返し、
実力に基づいた成功を勝ち取れる人間になることがとても素晴らしいとは感じますが、
会社員であるなら、あまりそれを目指すべきではなさそうです。
もしより大きく成長したいのであれば、
会社とは違う場で、失敗を繰り返してみてくださいね。