健康診断の準備?検診の前の過ごし方を考えよう

こんにちは、じゅんぞうです。

健康診断、会社員であれば毎年受けていますよね。

おそらく、健康診断が好きな方はいないでしょう。

検査項目は会社によって一部違ったりもしますが、結構嫌な検査もありますよね。

尿検査、血液検査、検便、バリウム、腹囲、心電図…。

検査が面倒、ということもあるでしょうが、一番嫌なのは「病気が見つかったらどうしよう」です。

そういう意識があるので、多くの方がやりがちなのが「1週間ほど前から健康診断の準備をする」。

暴飲暴食を止める、野菜を食べる、軽い運動をする、早めに寝る、など。

気持ちはとてもよく分かります。項目によっては、確かに1週間もあれば改善します。

血液検査の値なんかは相当変わるでしょうね。

しかし、私は声を大にして言いたい。

「いつもどおり過ごしてください」と。

健康診断で悪い値が出ることによるデメリットはひとつあります。

「保険に入りづらくなる」ということ。

民間の保険には「告知」というものがあります。

現在の健康状態を報告してリスクを保険会社に算定してもらい、保険に入れるかどうか、または保険料が高くなるか安くなるかを判断してもらいます。

健康診断で悪い値が出ると、それを報告する必要が出てきますので、保険に入れなくなるのはデメリットですね。

しかし、考えられるデメリットはこれだけです。

よく挙げられるデメリットとして、「精密検査、再検査をしなければならない」というものがあります。

これ、よく考えていただきたいのですが、デメリットではなくメリットではないでしょうか?

自分に病気のリスクがあることを教えてもらえるのですから、間違いなくメリットです。

聞くのは怖いですから聞きたくない話ではありますが…。

私が申し上げたいのは、健康診断で現在の病気のリスクをできるだけ見てもらったほうが得だということです。

例えば食生活を1週間変えれば、血圧、コレステロール、中性脂肪、赤血球、尿酸値、血糖値などが改善されます。

改善されたことで、基準値ぎりぎりで収まることがあるでしょう。

しかし、健康診断の時の値は、あくまでもあなたが「普段とは違う」生活をしている時の値です。

健康診断が終わったことで安心して、また酒を飲み、ラーメンを大盛にし、睡眠不足を重ねると、値はまた悪化します。

本当のあなたの値は「基準値超え」なのに、健康診断で見落としてしまうのです。

健康診断で見落としてしまうことにより、大きな病気になるリスクを過小に見積もってしまい、悪化が早まるかもしれません。

健康診断前に生活を整えることは、百害あって一利なしです。

むしろ、思いっきり不規則な生活をして、健康診断の時に最悪の状態で挑んだ方が、あなたの身体がどの程度ダメージを受けているかが分かるかもしれません。

4月、定期健康診断をされる方も多いと思います。

是非普段どおりの生活をして、自分の身体が無理をしている部分を知ってあげてくださいね。