おはようございます、じゅんぞうです。
「夢はマイホームを持つことです!」
昔に比べればそんな夢を持つ方は減ってきたようですが、いつかは自分の家を持ちたい、と考える人は少なくないようです。
また、夢、とまではいかないまでも、このような考え方で家を買う方はかなりいらっしゃいます。
「一生家賃払い続けるくらいなら買った方が得」
「資産になるから」
あなたはどのような考えでしょうか。
すでに家を持っていらっしゃるかもしれません。
しかし、私の塾で勉強をされているのであれば、今まで挙げたような考え方で家を買うのは危険だと言わざるを得ません。
その理由の一つに、「その家に一生住むとは限らない」というものがあります。
会社員の方であれば、転勤はあるでしょうし、場合によっては転職されることもあるでしょう。
おそらく、家を購入されている方は、転勤がない、もしくは管理職になればこのあたりからもう動かないだろう、というような理由でその家を買うと思います。
確かに、現在想定できる状況であればそうかもしれません。
しかし、このことを見落としてはいないでしょうか。
「豊かな生活を目指す過程で、自ら今の生活を手放す可能性がある」ということを。
仮に、あなたが転勤のない職場にお勤めだったとしましょう。
あなたが豊かな生活を求めていて、そのために勉強をする過程で、今の仕事では豊かな生活を手に入れるのが難しいと気づいてしまった。
あるいは、今の土地とは違うところにメンターとなり得る人が住んでいて、どうしてもその人に直接会って教えを請いたいと思うようになってしまった。
そんなとき、家を持っているのと家を持っていないのでは、どちらが動きやすいでしょうか。
明らかに、家を持っていないほうが動きやすいですよね。
家を持っている方は、家を手放せば可能でしょうが、そう簡単に手放すことができる人はまれでしょう。
なぜなら、「大抵の方はローンを組んで家を買っている」からです。
例えば、35年のローンを組んで家を買う、というのは一般的ではありますが、このローンを組める前提として、「安定した職業に就いていて、今後もその職業を続ける見込みがあり、そこから継続的収入を見込める状態にある」ということが条件になります。
簡単に言えば「それなりの会社に勤めている」ということで足りるのですが、あなたが現在の会社に今後数十年勤める保証はどこにもありません。
あなた自身が学習によって人より速いスピードで変わっていくとしたら、少なくとも今居心地のいい会社は居心地が必ず悪くなります。
居心地が悪くなれば、どんなに条件がよくても会社を出たくなります。
そんなときにローンがあると、なかなか会社を出ることができなくなってしまうのです。
「収入が途絶え、ローンが払えなくなるのではないか」
「次にやりたいことは会社員ではなく独立だが、そんなことしたらローンの完済を迫られるのではないか」
そんな心配があるのかもしれません。
そもそも「変わらないこと」を前提として組まれたローンに、「変わろうとしている」あなたが合うはずがないのです。
もしあなたが、今後ローンを組んで家を買おうとしているのなら、考え直したほうがよいでしょう。
どうしてもほしいのなら、キャッシュ一括で買いましょう。
住宅ローン減税は無視です。
あなたが成長して、今の家を出たいと思う可能性のほうが高いのでは?
お金に困らなくなるようになるまでは、賃貸で十分だと思いますよ。