おはようございます、じゅんぞうです。
「平常心」。
私は常に心がけています。
私たちは、常に外的要因によって自分をかき乱され、精神的に追い詰められたり、選択を迫られたり、予定外のことをさせられたりしています。
特に会社員であれば、そういうことは日常茶飯事。
朝、スケジュールを立てて動いたとしても、通勤電車が遅れて会社まで走ったり、上司から急ぎの仕事を命じられたり、ミスをしてすぐに謝りにいかなければならなかったり。
とにかく、自分で決めたとおりの一日を過ごすことができないのが普通です。
さて、このようにイレギュラーのことばかり起こって、それに対して機敏に動ける自分に対してどう思いますか?
「俺、急な命令でも動けるし、何とかさばいているから結構かっこよくない?」
と、そう自分に溺れてはいないでしょうか。
私からしてみれば、それは相当危険なことです。
なぜなら、あなたの身体はそうは思っていないから。
例えば、朝の通勤電車が遅れて始業時間に間に合わなくなった。
そういった場合、あなたの身体はどういうことになるかといいますと…
まず、「仕事に遅れるかもしれない」と思ったとき、
「遅れても今日の仕事に影響はないのか?」
「何とかして遅刻を回避することはできないのか?」
「タクシー?他の路線を使う?家族にどこかまで送ってもらう?その前に会社に電話する?」
ということを瞬時に考え出してしまうので、いってしまえば身体が興奮し、臨戦態勢になります。
詳しくは述べませんが、脳内からいろいろな物質が出てきて、身体に無理をさせて対応しようとします。
「よし、このルートで行こう!」と決まったら、何分以内にどこまで行く、ここでこの電車に乗り換える、など、いつもとは違った対応を間違えることなくこなそうと、また身体は無理をすることになります。
少し遅れて会社に到着したら、やれやれと息をつく暇もなく、遅れを取り戻そうといつもより速いペースで働く。
あなたの身体の立場になって考えてみましょう。
無理しすぎじゃないですか…?
こんなことを日常的にやっていれば、疲れるのも無理はありません。
仕事が終わったらもうくたくた。自分のための勉強に身が入らないのも当たり前です。
身体に無理をさせないために必要なこと、それが「平常心」。
気持ちや行動のアップダウンをできるだけ減らせばよいのです。
では、アップダウンを避け、平常心を保つためにはどうしたらよいでしょうか。
私は、このようなことを心がけることを提案します。
・無理のない計画を立てる。
・イレギュラーなことはどうしても起こってしまうことだと常に思っておく。
・実際イレギュラーなことが起きてもできるだけ「対応しない」。
・普段の仕事をルーティン化しておく。
余裕を持ったスケジュールを事前に立てておき、それに基づいて行動しましょう。
普段の仕事はペースを変えず、淡々と、平然とこなす。
もし何か急な仕事が入ったとしても、できる範囲で対応する。
対応しなくてはいけない、と思わない。
電車が遅れた例でいえば、いつもの路線で電車が動くのを待てばよく、対応できなくなったアポはキャンセル。到着が遅れた分だけ、一日のスケジュールを後ろにずらすか、遅れた分の仕事はもうやらない。
上司からの急な命令は、「今日は対応できません」「その仕事をすると今やっているこの仕事ができなくなりますがよろしいでしょうか」と言う。
それで文句を言われるような会社であればそれまでですし、転職を考えてもよいかもしれません。
社会人としてあり得ない、と思うかもしれませんが、それに合わせてあなたの寿命を縮めることをよしとするのでしょうか?
平常心を保ち、流れるような仕事をする。
あなたの身体を常に気遣えば、そのやり方はおのずと分かってくるはずです。