会社の春闘と定期昇給、労働組合の力

こんにちは、じゅんぞうです。

今日もブログを見てくださってありがとうございます。

 

今日は寒いですね…。

私の事務所の外では雪が降っています。

 

こんな日はこたつでのんびり…

ではなくて、絶好の勉強日和ですよ。

私も今日は一日中仕事、勉強、カフェです。

 

 

もうすぐ新年度。

新卒の社員が入ってきたり、自分のお子さんの学年が上がったり、

あなたの周りでも少し変化があるかもしれないですね。

 

この時期になると、会社員の方にとっては少し嬉しいことがあります。

「定期昇給」です。

 

昔から4月は会社の定期昇給の時期で、

会社の業績や自分の昨年度の働き具合、

また世の中の動向を見て金額が決定します。

 

ニュースや新聞でも、

「経団連が…」とか、「賃上げを要求」とか、

給料の話題が年明けから増えてきたような気がしませんか?

 

よくニュースになるのが、

大企業「トヨタ」さんの給料。

 

はっきり言って、大企業すぎてほとんどの会社員の方々には

関係ないと思うかもしれませんが、

日本のリーディングカンパニーの動向というのは

経営者にとっては気になるものです。

 

経営者でなくても、政府もトヨタさんの動向は気にしていますから

しっかり知っておかないといけないでしょう。

それで経済政策が動いたりしますから。

 

で、そのトヨタさんをはじめ、

他の企業でも経営者と従業員、労働組合などが話し合い、

来年度の昇給額を決定するのです。

 

このような流れが新年度を前にして行われ、

あなたの昇給額も決まっているということになります。

 

あなたはいくら昇給するでしょう?

 

昇給には、物価の変動や企業の成長を加味して行われる

「ベースアップ(ベア)」と、

あなたの経験や能力、年齢などに基づく昇給があります。

あなたのお給料は、いくらぐらい昇給するでしょうか?

 

新たに役職に就くという方は大きく上がるでしょうが、

役職は変わらない、という場合は月給数千円程度、

という方が多いようです。

 

一年間会社に尽くし、スキルを上げた結果、

数千円の昇給にしかならない、何だか悲しいですね。

 

そもそも、昇給自体がない会社もあります。

従業員30名程度の会社であれば、

定期昇給自体がない、という会社が

昨今では多いという印象です。

 

あなたが昇給するにしてもしないにしても、

今の仕事にやりがいを感じているからお金はどうでもいい、

というのであれば問題はないですが、

お金のために仕事をしているのなら話は別。

 

お金のことですから、この機会にしっかり考えなくてはいけません。

 

数千円しか昇給させない企業の頭の中

 

賃上げ、賃上げと騒いでみても、

一向に会社は給料を上げてくれない。

それは、当たり前のことです。

 

あなたも気づいていると思いますが、

そうやすやすと会社は給料を上げることはできません。

 

理由はいろいろありますが、以下のようなものです。

 

・いつまた景気が悪くなるかわからないからお金をとっておきたい。

・定期昇給のシステムが規則に決まっており、変えたくない。

・どうせ従業員は辞めないから、上げる必要がない。

・設備投資や新事業にお金を使いたいから従業員にあげる余裕がない。

・役員でもらえばいいから従業員にはあげない。

・賞与で還元するから昇給はしない。

・一度昇給してしまうと下げられないから上げない。

 

未来のことはだれにも分かりませんし、

企業からしてみれば昇給なんてしないほうが楽です。

 

経営側からの視点で見てみれば、

従業員ができるだけ安い給料で働いてくれればそれでよし、です。

 

還元してあげたい、という気持ちは多少あるでしょうが、

それよりも会社を大きくしたり、いい設備や備品を買ったりするほうを

優先する会社のほうがずっと多いはずです。

 

会社の業績が良くなったから、

今年はたくさん昇給するはず!ということなど

もはやほとんどの会社員が期待していないはずです。

 

労働組合が、「賃金を上げろ!」と、

あなたの代わりになって動いてくれたとしても、

「賃金上げると会社潰れるけどそれでもいいの?」と言われ、

あまり大きく出ることはできません。

 

労働組合がない会社より、多少の配慮はされると思われますが

実際はよほど労働組合が強い会社でない限り、

効果はあまり望めません。

 

昇給が少ない、それならあなたはどう動く?

 

数千円でも昇給するならそれで嬉しい、

上がらないよりまし。

あなたはそう自分に言い聞かせ、

定期昇給をやり過ごしているのではないでしょうか。

 

あなたがせっかく頑張ってきたのに、数千円の昇給。

年間で数万円、残業代の単価も上がるので

数十万円になるかもしれません。

 

ただ、私が思うに、

あなたが1年間で築き上げてきたスキルや人間としての成長は、

そんなに安くありません。

 

例えば私が足を突っ込んでいるインターネットの世界。

会社よりも非常に厳しいところではありますが、

方向性を間違えずに1年間みっちり仕事をすれば、

年収数十万円のアップなど大したことありません。

 

「月収」数十万円のアップくらい、本気の人は成し遂げます。

 

あなたがせっせと会社のために尽くしても、

会社からもらえるお金は数十万円増えるだけ。

 

それなら…私だったらこうします。

 

「会社のために尽くすことはしない。

 最低限の仕事をこなし、

 浮いた時間で自分の仕事を始める」。

 

お金がもらえないなら、仕事をする意味はないのではないでしょうか。

 

先ほども申し上げましたが、

仕事が楽しくてやりたいなら別です。

 

仕事をお金のためにやっているのであれば、

お金がもらえない仕事はやらなくてかまいません。

 

会社に尽くすのが当たり前、会社員なのだから、と考えていらっしゃるかもしれませんが、

どうして正当な対価を払ってくれない会社に尽くす必要があるのでしょうか。

 

私は「尽くす」必要はないと思います。

「あなたが任された範囲の仕事をする」、それでよいと思います。

 

任されていない範囲の仕事というのは、例えば、

サービス残業、付き合いの飲み、休日のゴルフ、

上司へのごますり、部下におごる、残業の肩代わり、など。

 

決められた業務時間の中で、最大限のパフォーマンスを上げる。

それで十分でしょう。

 

会社の仕事をサボる、というのはルール違反ですよ!

会社の仕事はきちんとやる。それは尽くすとは違います。

契約の履行ですから。

 

まとめ

 

あなたはもう、昇給なんていう少ない額で一喜一憂するという、

庶民のフィールドに立たなくてよいのです。

 

もっと大きな未来を目指して動き出せばよいのです。

 

私は、会社員二年目の昇給額を見たとき、

もう会社にお金の面で期待するのは止めました。

 

あなたも係長になった、課長になったなど、

そんな会社の肩書を目指さずに、

「会社の給料は月収30万だけど、

副業で月収100万ある」

というような生活を目指したらどうでしょうか。

 

そのような世界は会社の外に広がっています。

信じられないかもしれませんが。