会社員であっても謙遜はいらない

こんにちは、じゅんぞうです。

今日もブログを見てくださってありがとうございます。

 

2月ももう後半戦。

つい先日年賀状を書いた気がするのですが…。

このままだと一週間後には今年が終わるような感覚ですね。

 

 

さて、今日は私たち日本人がよくやりそうなことについてお話しします。

まずは、あなたはこう言われたときにどう答えるか考えてみてください。

「あなたがしたプレゼン、完璧だったじゃないですか!」

「あなたの旦那さん、かっこいいね!

(あなたの奥さん、美人ですね!)」

「営業成績トップだって?やるなぁ!」

「頑張ったんだね、試験に合格だなんて」

 

どのような人でも、意外と褒められることは多いのです。

一部はただのお世辞かもしれませんが。

 

とはいえ、褒められるとそれなりにうれしいのは事実。

そんなときに、つい返してしまいそうな言葉がこちら。

 

「いやいや、そんなことないですよ」

 

この言葉、これからは使わないことをおすすめします。

 

「自分はまだまだですから」

「あなたほどの人物に褒めていただけるなんて恐れ多い」

「自分よりあなたのほうがずっと優れている」

という意味が裏に込められており。

日本人は本当によく使います。

 

これは、「謙遜」を美徳だと思っているからです。

 

相手は「いやいや、そんなことないですよ」を聞いて、

「またまたぁ~」と返すのが通例となっていますが(笑)、

こんなことばかりしているとなかなか成長できません。

 

少なくとも、これからのビジネスにおいては。

 

解説していきましょう。

 

まず、あなたやあなたの身内が何らかの成果を出したのであれば、

大前提として「精いっぱい努力した」はずです。

 

勉強をしっかりして、成果の根拠を作り、必死で取り組んだ結果が

相手にとっては褒めるに値する内容だった。

 

だから、相手は褒めてくれた。

 

それなのに、あなたが「いやいや、そんなことないですよ」と言ったら…。

 

努力した自分を全否定したことになります。

自分で自分を認めなかったことになります。

努力したのに「大したことない」と口で言ってしまう。

これは相当危険です。

 

なぜなら、

「あなた自身はあなたの言葉を一番近くで聞いているから」です。

 

あなたの発した言葉がダイレクトに伝わるあなた自身。

心の奥底では、「自分は努力したのに、自分は大したことない」

というマインドが植え付けられていきます。

 

これが積み重なると、

「努力しても大した人にはなれない」

「努力しても意味がない」

「努力するのを止めよう」

と、自分でストッパーをかけるようになります。

 

あなたは成功したいのですよね?

それだったら、はっきり言って努力するしかありません。

一心不乱に努力しないと、今の会社員マインドから抜け出せない。

それなのに、

自分で自分を止めてしまってどうするのですか。

 

あなたは私のブログを読んで、

少しずつ自分を変えていこうとしてくださっています。

本当に素晴らしいことであり、

私も精いっぱいお手伝いしたいと思っています。

 

せっかくあなたが動こうとしているのに、

「じゅんぞうがそう言ったって無理だ」

「頭では何となく理解したけど、行動に移すのは…」

というマインドでは成長がとても遅くなります。

 

私のブログを読んでくださっている方は、

「いやいや、そんなことないですよ」は使わないようにしてください。

 

「謙遜」とは言いますが、実際の意味は「卑下」ですよね。

自分をそんなに「卑下」しないでください。

 

 

別の角度から見ても、

「そんなことない」「またまたぁ」の流れはおかしいですし、

相手にも失礼です。

 

どういうことかと申しますと、

正常な流れは以下のようになるはずなのです。

 

相手は「あなたのことがすごい」と思っているから褒める

→あなたは「そんなことない」という

=相手の思っていることを否定する

⇒相手は「自分の評価が正しくない」と怒る

 

こうなるはずなのに、なぜか相手は

「いやいや、そんなことないですよ」でちょっといい気にもなる。

慣習とはおそろしいものです。

 

ここまで考えてきたら、

正しい返し方はもうお分かりですよね。

「ありがとうございます」

その一言で足りますよ。

 

 

p.s.

念のため申し上げておきますが、

「謙遜」(ここでは「卑下」に近い意味)はいりませんが

「謙虚」であることは必要です。

ここでいう謙虚は、「素直に相手の意見を聞き、常に学ぶ姿勢をとる」

ということ。

相手のアドバイスはきちんと採り入れ、自分に活かす。

これは自分の成長にはとっても必要なこと。

明らかに自分のことを分かっていない場合

(例えば、一部の上司とか…)を除き、

自分のことを真剣に考えてくれている人からの話はちゃんと聞きましょう。