ビジネス初心者はどうやって「本」に触れていくべきか

「本」というのは、あなたを成長させるためになくてはならないツールです。
その道の専門家の知識や経験が凝縮されたものを、それが1000円程度で買える。
何年もかかって会得してきたものが、たった2~3時間で読めるようにまとめられているのです。
これを読まずして毎日何をするのだろう…と思ってしまいます。

本の読み方に、「多読」というものがあります。
一日一冊読みましょう、とか、流し読みをして目に留まったものを読みましょう、など、「数をこなす」ということに主眼を置いたものです。
たくさんの情報に触れることができますのであなたが今欲しい情報に高確率でアクセスできる、気になったものだけを熟読することで効率のよい学習ができる、といったメリットがあります。
本を読みなれてきた段階であれば、私も多読をおすすめします。
世の中に成功法則は多数あるかもしれませんが、あなたに適用できる方法は無数にあるわけではありません。
読んだ本が自分のやり方に合わなかったり、今の境遇において活用できる情報が少なかったりするとあまり効率が良くありません。
それに、あなたに今必要な情報であったとしても、小難しく書いてあってなかなか頭に入らないのであれば読むのも疲れてしまいます。
何冊も本を読んで、すっと頭に入っていく本はちゃんと読む、というやり方がよいでしょう。
あなたにとって相性のよい本というのは、やはり読んでみないと分からないものです。
ビジネス書や自己啓発本を読む方であれば、おそらく手にしたことがあるであろう「本田健」先生の書籍。
とても分かりやすく、ベストセラーだらけですが、「どうも表現が気に入らない」という人もいらっしゃるでしょう。
一方で、「オックスフォード大学の…」というような、海外の有名大学で教えられているメソッドです!というような内容の書籍。
これは表現が日本のものとかなり異なるので、流し読みできるレベルではなく、つい読み切れずに挫折する人が一定数いらっしゃるようですが、こういった本のほうがしっかり勉強している気がして自分には合う!という人もいらっしゃるのです。

どのような本があなたに合うのか分かりません。
ただ、ビジネス初心者にとって本が最高かつとっつきやすいツールであることは間違いありません。
まずは仕事の帰り、本屋に寄って一冊手に取ってみてください。